自分でもビックリするくらい大きな声だった。
「...っ・・・もぉ・・・・やめ・・・よう?」
その声とともにキスの雨が止まる。
そして、ゆっくりと新太は私の首元に顔を埋めた。
ぎゅっと私を抱きしめる力を強くして抱きしめる。
「・・・ごめん...止まんなかった・・・ごめん・・・ごめん・・・さゆり・・・」
何度も何度も掠れた低い声で...何度も何度も...。
整った端正な顔が歪み、その悲しそうな瞳から一筋の涙がこぼれた。
その涙はゆっくりと頬を伝わり私の服へと落ちていく...
何があったのかは分かんない
何でこうなったのかも分かんない
でも・・・一つだけ分かる事
それは...
キミが苦しんでいるという事
人の気持ちは分かんない...何を考えているか、何を思っているか、何を感じているか
相手は相手、自分は自分
痛さも辛さも苦しさも・・・いくら痛がろうが、誰にもわからない。
その気持ちは・・・私もだったから。
言葉にしてみて初めて分かることあれば、分からないことだってあるの
話してみて分かる事もある。
言ってみて気付く事もある。
そういうものだと思うから・・・・新太、良かったら私が話を聞くよ?
