いつも強がりだったキミへ~愛のカタチ~

「あぁーもう!!じゃぁ、勝手に探して持ってくるから!!!」


イライラが募り、思わず苛立った声を上げてしまう。



拳をぎゅっと握りしめ半分ヤケクソで、その場を立ち歩こうとした瞬間――!!


「・・・きゃっ!!?」



新太の長い手が勢いよく私の腕を引張った。



そして、そのままソファにダイブ



一気に視界が反転して焦点が合わない。


周り一帯がグラグラと二重三重に見えるほど...



「・・・んっ...って・・なっ・・」



言葉が詰まる。


言葉が出ない。


...いや、出せない。



今、目の前の光景を信じることが出来ない。

口が引きつり、冷や汗が出てきた。


「・・・あっ゛・・ちょ・・っと、・・・あら・・・た?」


ははは...なんて、軽く笑いながら、ゆっくりと腕をどかそうと試みる。


・・・そう、今の私の状況は新太の胸の中、簡単に言えば横たわりながら抱きしめられている状態だった。


ほのかに香る、甘く優しい新太の香り

じんわりと伝わる体温


今にも弾けそうな私の心臓


多分、今の私の顔は新太以上に真っ赤だろう。



何で、こんな状態なの!?

何で私は・・・こんなにドキドキしてるの!?


何で....新太は私を抱きしめてるの?


驚きも疑問も・・いっぱいいっぱいで頭が追いつかない。



新太の腕は、しっかりと私を抱きしめている。

腰に回った腕、肩に置かれた新太の顔


「....俺のに・・・したかった...」