「...はぁ~」 小さくため息を吐き、そっとテレビの電源を入れた。 隼ちゃんが亡くなってから、ため息の回数が多くなっている。 1人暮らしじゃ勿体ないくらいの部屋。 引っ越そうか...なんて考えたけど、やっぱり引っ越せなかった。 香りも物も――すべて。 そのまま留めておきたかった。 キミは生きていた。 キミは私のすべてなの。 「大好き」で、仕方ないの。 キミが私の隣にいた・・・証明がほしかったの