理子が貸してくれたお面は、あの情けない顔で泣いてるのB太くん。
ちょっとー!!
普通、お面っていったらニコニコ笑ってる顔でしょー!?
なんでコレ泣いてんのよー!
シュールにも程がある、のB太くんのお面に怒りMAXになっていると
「あーら、優希にはお似合いじゃない。」
そんな私の怒りなんてどこ吹く風で、理子は微笑む。
「能力はあるくせに青いタヌキをアテにして生きてるのびたと、イケメンに寄生して自分を保ってる優希はよく似てると思わない??」
「う…ぐ…!!」
理子は天使の笑顔で微笑みながら、サラッとサクッと、人の気にしてる傷口をグリグリえぐる。
「今の弱虫なあんたにはのびたくんがお似合いよ。」
コイツ…えぐったな~!?
人が気にしてることをサラッとサクッとえぐったなぁ~!?
涙目になりながら、ギリッと理子を睨むと
「そんな自分とサヨナラしたいならこのパーティーに行ってらっしゃい。
蓮は柚月さんに是非にと誘われていて、断れないって言ってたわ。」
「え…??」
「優希。自分に素直になりなさい?
変わりたいなら勇気を出すの。
蓮はこのパーティーに必ず現れる。
この日しかチャンスはないわ。」
そう言って
理子は私の両手をギュッと握り締めた。



