その理子の言葉に
私の体中の時が、一気に止まる。
気づかないふりして
フタを閉めてた本心に
理子が思いっきりぶつかってきたから
私は一瞬、息することすら忘れて
身動き一つせずに理子の顔を
じっとじっと見つめてた。
「ねぇ、優希。
いい加減、弱虫なオンナから卒業しなさい?
外見も格好も何も関係なく、アンタは蓮に恋をした。
それはとても素晴らしいことよ。」
「理子……」
「怖がる必要なんてない。
自分を大きく見せる必要も何もない。
ぶつかってみなさいよ。
自分を偽ったり、騙したりせずに、自分の心の思うままに、蓮を求めてきなさいよ。」
そう言って柔らかに微笑むと
理子は私に一枚の封筒を手渡した。
金ぴかの随分デコラティブに彩られたその封筒を開けると
そこに書かれていたのは【お面deナイト】の文字
えぇ~っ!!?
これって……!!!!
確かめるように理子の顔をガバッと見上げると
「いいでしょ。
また柚月さん、仮面イベントをやるんですって。」
そう言って
理子はニッコリと微笑んだ。



