「ほんとならクソアマって呼んでやりたいトコだけどね。
長年の友達ってコトでバカオンナ呼ばわりで許してやるわ。」
そう言って私にガンを飛ばす理子は明らかに女王様
ボンテージにムチとろうそくが似合う、完璧な女王様の貫禄
ひぃぃぃぃー!!
こわいよぅーーーっ!!
その視線に恐れをなして一瞬ひるむと
「私はね。何が気に入らないって、アンタが自分にウソついてるのが気に食わないのよ!!」
そう言ってソファーの背を思いっきりガンっと蹴り飛ばすと、
理子はテーブルの上に置いたタバコにゆっくりと火を点(とも)す。
「あんた蓮に惚れたんじゃなかったっけ??
アレフレード様~♪とか言って上機嫌だったじゃん。」
「そ、それは…そうだったんだけど…」
「何?アイツがキモオタファッションだったからもう嫌になったの?」
「ちがう!!
そんなことない!!」
「それなら何であんなバカなこと言うのよ。
キモオタだろうとイケメンだろうと関係ないじゃない。
好きなら好きで、ぶつかればいいじゃない!!」
理子の目はどこまでも厳しくて
まるで鋭利なナイフのようで
どこまでも私の心の内側を刺激する。
認めたくて
認めたくない
私の本心に理子は土足で
無理やりに進入してくる。
弾き飛ばしたいけど
弾き飛ばせない
その不思議な目力に
私の全てが気圧される。



