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チュン、チュン、チュン、チュン…




「いったぁ……」


やばい、昨日は飲みすぎた…
完全にこの痛みは二日酔いだ。



ガンガン響く頭に重い体。



痛む頭に優しく聞こえる、穏やかなヒーリングミュージックに、爽やかな鳥の声



どうやら、コレは音楽の中に組み込まれた、人工的な鳥の鳴き声のようだ。






痛む頭と重い体にムチ打って、よいしょっとカラダを起こすと…



「…え……??
ここどこ……??」



辺りは真っ白な壁に囲まれた、見たこともない空間。




高級そうなベッドに
高級そうなカーテン



なんとなくわかる



ここってもしかして………!!!!!!




「ホ、ホテルーーー!!??」



そう。


私が目覚めたのは自分の部屋でもなく、
レンの部屋でもなく、
ホテル。




しかも…
部屋に置かれたなんだか高級そうな調度類の部類から見て、ココは結構なランクのホテルと見た!!