鳥皮ポン酢をつまみながら
「しょーがないじゃない~。
馬鹿なのは自分で100も承知だけどさ?
顔がバツだとそれ以上に興味が持てないんだもん~。」
も~ぉ、やけくそになって、
オヤジ丸出しでグダーっとテーブルに突っ伏すと
「そんなアンタに、ぴ~ったりのパーティーを見つけたのよ。」
理子はニマニマしながら。
バックに手を入れ、高級そうな白い封筒を取り出す。
その封筒は金糸で彩られた、パーティーの招待状。
「なにコレ。」
「ふふっ。優希にはぴったりのイベントの、お・し・ら・せ♪
ほら、中身読んでみてよ。」
ふふっと楽しそうに笑う理子を横目に見ながら静かにその招待状を開けると、その招待状のしょっぱなにはこんな不適切な文字が現れた。
「…??
デコラティブ・ナイト???」
デコラティブ。
辞書で調べると、意味は“過剰に装飾した様”
過剰に装飾した夜って
いったい、どんなイベントなのよ……。



