うぐ…!!
理子のヤツ…、痛いところをえぐってくれたな~っ!!
白状しよう。
私、遠山優希は、自他共に認める面食いだ。
えぇ、わかってますよ!!
しょーもないって言いたいんでしょ!?
痛いくらい自分で理解してるわよ、そんなコトくらい!!
でも…しょうがないじゃない。
直せないんだもん、この不毛な恋愛観。
29にもなって恥ずかしいことだけれど…
私はどんなに性格がよくても、顔が不細工だとどうしても恋に堕ちることができない。
どんなに肩書きがあってもダメ。
どんなにお金持ちでも、
どんなにいい人でも、
イケメンじゃなきゃ、心がどうやったって動かない。
理子は『あんたは病気ね』というけれど、しょうがない。
優しい人が好き!という人がいるように、私はカッコイイ男が好きなの。
顔さえよければ大抵のコトには我慢が出来る。
えぇ。バカなのは承知ですよ。
ぜ~んぶ承知の上で言っております。
私はイケメンじゃなきゃ、ドキドキしないし、興味を持てない。
かっこいい人とじゃなきゃ…付き合いたくなんてない。



