騒がしい音楽、暑苦しいヲタクの声援、私はこういう世界が嫌いだ。 一週間前のこと、最近アイドルにはまっているという理麻が、私にアイドルグループのライブについてきてくれといきなり頼んできた。 渋々ついてきたこの場所はやはり私には不釣り合いだった。 「ねぇねぇ、よかったらこの後ご飯でも行かない?」 いきなりヲタクの群れから現れた男性に私は一瞬で心を奪われた・・・。