ヴァンパイアと私と血液と




「心臓を夢亜に移してくれ。頼む」

「………俺にはメリットねぇな」


「メリットはある」


「………死ぬなら勝手に死ね」



「俺を殺せばお前が純血のトップに立てるだろ」



悠日は話にならねぇと言って立ち去ろうとしたが



「お前さぁ夢亜のこと好きだろ?」


俺の言葉に立ち止まった



「図星かよ」



「誰があんな人間を」


ハッと鼻で笑う悠日だが俺は見逃さなかった



悠日の瞳が少しだけ揺れ動いたのを