「どうすれば助けられるの!?」


「ライドの血………つまり夢亜ちんの血を飲ませたらいいけど問題が2つ」


晴は私から目を反らし恋斗を見つめ



「1つは悠日が付けた魔女のピアス」


これがあるから恋斗は私に噛み付けないんだった



「2つ目は………」



言いにくそうに



「夢亜ちんの血を全てあげること」


静かに告げた




血を全てあげること………



「私が死ねば恋斗は助かるの!?」


「そういうことになってしまう………でも俺は他の方法見つけて……」


私は晴の声を遮り



「私の血を全てあげる!」



そう断言した