「そういえば恋斗って何歳なの?」


「18」


「年上なんだ」



「一応な」


年上とは知らずタメ口で話してた



まぁ、恋斗は気にしてなさそうだけど




「ヴァンパイアって人間と変わらないんだ」


「まぁな。血さえ飲めば飲まず食わずでも死なないくらい」



「へぇ〜」


こうやってヴァンパイアの存在に既に違和感を感じなくなっている私って一体何だろう



「夢亜、耳貸せ」


「引っ張らないでよ」


恋斗に耳を引っ張られ



「痛っ!」


耳を噛まれた