「夢亜、耳出せ」
私は髪をかきあげピアスがついている右耳を恋斗に向けた
「なるべく痛くしないで」
拳をギュッと握り目を閉じた
「わかった」
恋斗は静かに答え噛み付いたのだけど
「は……ずれねぇ」
「え?」
「身体痛てぇ……」
ピアスが外れない?
「何で!?」
「ちょっと見せて!」
晴にピアスを見せると
「ちょっと厄介だよ」
苦笑いしてた
「何?」
「このピアス凄い魔力で付けてる。多分ヴァンパイア用に作った魔女のピアス」
魔女のピアス?
私は訳がわからない状態だったが恋斗は事情がわかったのか青い顔をしていた