「そのまま殺して」


恋斗以外に私の血をあげるつもりなんてない


「死を選ぶか」


晴………



ごめん



逃げられそうにない



「死ねよ」


ぐっと首を掴む手に力を入れられた時



「夢亜に触るな」


「そんなにこいつが大事か?恋斗」


恋斗がいた



「れっ………」

「離せ」


悠日は素直に私の首から手を離した



「ケホッ………恋斗」


「夢亜下がれ。お前を巻き込まない自信はねぇ」


「何する気?」


恋斗からピリピリとした空気を感じる



怖い