「貴方……誰?」


「人間であいつじゃないって気が付くとはな」


「貴方一体……」


「名瀬悠日」



名瀬悠日………



悠日ってもしかして



「純血の……」


「話早くて助かる。俺は純血であいつが嫌い」


殺される



逃げなきゃ



本能がそう言うけど身体が動かない



「お前俺のものになれ」


そう言って悠日は私の右耳にピアスを取り付けた