「人間の中でも数少ない稀少な血液を持つ人間のことだ。

混血は吸血行為自体、禁止されているから知らないのは当然だ」


「ふ〜ん」


晴は自分から聞いてきたにも関わらず興味なさそうにした



「だから発作が起きたのか……」


晴は小さく呟き寝ると言って寝息をたてた



晴が寝るのと入れ替えに


「ん………恋斗?」


夢亜が目覚めた



「平気か?」


「うん………でも」


夢亜は唇を噛み何かを我慢しているように見えた



「夢亜?」


「ヴァンパイアが凄く怖かった。恋斗や晴にはそんな感情持ったことないのに……」



怖くて当たり前だろ



下手すれば殺されてる状況だったからな