夢亜を抱えて屋上に行くと 「夢亜ちんの匂い強過ぎ……」 ぐったりとしている晴がいた 「発作なんか久々だから抑え効かなくて……危うく夢亜ちん食べちゃうところだった」 「食ったら殺す。晴でも容赦しねぇ」 「ん。分かってるよ」 晴はゴロンと寝転がり人工血液をポケットから取り出して口元に運んだ 「夢亜ちんって他の人間と違う匂いがする」 「夢亜はライドだ」 「ライド?」 晴は空を見つめながら尋ねた