ヴァンパイアと私と血液と




「次こいつに手、出したらぶっ殺す」



「随分とその人間がお気に入りなんですね」


「あ?」


「恋斗様。貴方は純血です。生涯を共にするのは人間ではなく純血です」



言われなくても分かっている



混血はヴァンパイアもしくは人間と結婚を許されるが



俺は純血しか許されない



いつかは夢亜から離れなければならない



「お前に言われる筋合いはない」


「出過ぎた真似を致しました」


「教室に戻れ」


「はい」


正気を取り戻した混血はぞろぞろと教室に戻った



いつまでも夢亜の血の匂いをさせておく訳にもいかず



軽くキスをして傷口を癒した