「おい晴!こいつ止めろよ」



「いくら恋斗の頼みでも……」


「純血に逆らうな」


「こういう時だけ純血の権利使うなよ」



他のヴァンパイアは純血、つまり俺に逆らうことが出来ない



だけど幼なじみの晴は普通に接してくる


それが裏目に出た



「正座とか生まれて初めてだ」


「恋斗に正座させた人間なんて貴重だよね」


「私は怒ってるんだからね!」



それから3時間



俺は正座を辞めようと思えば辞められたが



「恋斗反省した?」


「めちゃくちゃした。あいつらが悪いけど」


「反省してないじゃん!」


怒る夢亜が可愛いと思い素直に従った