恋斗Side



夢亜が飛び出したあとを追いかけるように歩きだした



寮の扉を開けて外の光が差し込み目を少し細める



「死ねばいい」



聞こえた声に目を開くと



「何してんだよ」


「恋斗様!」



倒れた夢亜に注射器を刺して血を抜き取っている女



「何してんだよ」



「これは……その」


「俺の契約者に手出すとは。いい度胸だな」



クスッと笑うと女共は顔を真っ青にした