“恋斗” 誰だ “恋斗ってば” 誰なんだ “起きろクソヴァンパイア!” 純血の俺にこんな口を叩くのは “夢亜………” 大切で俺の全て 夢亜 思い出した 俺の好きな人 何でこんなにも大切な人を忘れていたんだろう 「ん…………」 「恋斗!?」 目を覚ますと愛しいあいつの心配そうな表情が視界いっぱいに広がった 「夢亜…………夢亜」 力いっぱい抱きしめると夢亜は苦しそうに俺の名前を呼んだ