「恋斗が死んでもいいの?」


「そんなの嫌!」


私の叫び声に廊下にいた生徒は私と晴を見つめた



「夢亜ちん………気持ちに正直になりなよ」


晴は優しく笑い私の手を引いた



恋斗



死なないで



そう願いながら


会ってはならないことも忘れ必死に走った