ヴァンパイアと私と血液と




「恋斗っ!!」


俺と悠日の間に会話はなくただたそがれていたら



晴が慌てた様子で現れた


「どうした?」


「恋斗………」


「晴?」


「ごめん………」


晴が小さく呟いた瞬間


頭に激痛が走り意識を失った



失う直前に




恋斗と俺の名前を呼んで笑う女が脳裏に浮かんだ