「私はどうなってもいいから恋斗と悠日を助けて下さい………」


「ではあいつの中から消えてもらう」


「………はい?」


「あの2人の記憶を消す。お前は他の人間と同じように女子寮に入る。いいな」



そんなことで2人が助かるなら



私は迷わず頷いた



「2人には決して関わるな」


「はい」



私は返事をしてすぐお父さんの妖術によって寮へと瞬間移動で戻っていた



「さよなら」


誰もいない寮に向かって呟き



私は姿をくらませた