ヴァンパイアと私と血液と

｢人間がヴァンパイアと共存とはな……笑える｣


｢そんなことありません!｣


人とヴァンパイアは共存出来る



少なくとも共存しかけているからこそ混血が増えた



｢そんなに人間を嫌うなんて………何に怯えているんですか？｣



私の目には何かに怯えるように見えた



｢人間は儚いものだ｣



｢………っ!？｣



急に身体が痺れその場に倒れ込んでしまった



何？



｢俺が少し力を加えればお前だって立つことすら不可能になるだろう｣


確かに私は妖術のせいで立つことましてや声を出すことすら出来なかった