ヴァンパイアと私と血液と




「私の血を飲んでも無理なの?」


「親父のは普通の妖術じゃないからな………」



「べ……つに処刑……されるし」


笑う悠日だが


処刑されることに納得してないハズ



「助けるから………」



「夢亜!」


私は走り出した



向かった先は



城の1番奥にある大広間



「どうすれば悠日は助けてくれますか?」



「お前が2人の前から消えてくれたらな」


私が消える


そんなことでいいなら



「わかりました」



私は姿を消すことを選ぶよ