「何だ!離せ」



城の中に入ったとたん


「学園の生徒だ!手、出すな」


「チッ」



数十人に俺と悠日は押さえつけられ身動きが取れなくなった



妖術さえ使えば簡単だが



学園の生徒に危害を加えるつもりはない



ただ巻き込んでしまったのに



「どうすんだよ」


「クソッ………」


親父は俺達が手出し出来ねぇように学園の生徒を連れて来たのか



「無様だな」


声がしたかと思うといつの間にか親父が目の前に立っていた