夢亜!



勢いよく飛び出し学校に続く道を走っていると



「痛ってぇ」


誰かとぶつかった


「どこ見て走ってんだよ」


「何だ。お前か」


ぶつかった相手は悠日だった


「夢亜見てねぇ?」


「見てねぇよ。それより魔界が動き出した」



悠日の言葉に俺は驚きを隠せなかった



魔界が動くということは本格的に親父が動き出したということだ



「………そうか」


「俺の処刑日も決まった」


「はぁ!?いつの間に!」


悠日は自分が殺されるというのにケロッとしていた