怒り任せに部屋を出て向かった先は 「何でだよ」 「別にいいだろうが」 「よくねぇよ」 悠日の部屋 「お前だって死にたくねぇだろ?」 「あ?」 「お前を助けてやるって言ってんだよ」 親父に俺の大切なものが奪われるのはもう沢山だ 「恋斗。どうするつもり?」 「どうにかなるだろ」 こっちから何もしなければ何もしてこないと勝手に思い込んでいた この甘い考えを後悔するのに時間はかからなかった