「悠日………」


「もういいだろ。出ていけ」


「悠日っ」


悠日は私を追い出し扉を荒々しく閉めた



私は走って自分の寮に戻り恋斗を探した



「晴っ!恋斗は?」


「恋斗なら………」


晴が指さした先はリビング



リビングの扉を開くと


「何で悠日が死ななきゃならねぇんだよ!」


「昔から決まっているだろ。王族になりえなかったヴァンパイアは死ぬ運命だと」



知らない男性の胸倉を恋斗が掴んでいた