ヴァンパイアと私と血液と




「悠日?」


扉をノックし呼びかけるが返事はない



「入るからね」



扉には鍵がかかっておらずすんなり中に入れた



「悠日…………」


「何で来たんだよ」


「具合悪いの?」


悠日はリビングのソファーに横になっていた



「…………誰のせいだよ」


「え?」


「恋斗の所行けよ」


「何でそうやって突き放すの?」


悠日は誰にも心を開かない


近付こうとすると突き放されてしまう


「………嘘つき」


悠日は私の発言に眉間に皺を寄せた