ヴァンパイアと私と血液と




夢亜Side



真っ白な空間に私は立っていた



「夢亜」


「誰?」


「こっちに来ちゃ駄目」


「どうして?」


空間には目印も何もない



なのに何処からか聞こえて来る声はこっちに来るなばかり言う



「貴方は誰?」


「夢亜の味方」


私の味方?



「ここは何処なの?」


「瞑想空間。つまり生界と死界の間」



生界?死界?


「私………死んでるの?」


「まだ。今はただ眠ってるだけ」


少しずつ何が起きたか思い出した