治療室の扉が開いた

中から白衣を着た医者が出てきた


医者はマスクを外して裕太達を見た

「・・大丈夫です」


裕太と木葉の母親は安堵の表情を浮かべた

しかし、その安堵は医者の言葉によって不安に変わる


「しかし、検査の為に数日間入院してもらいます」

裕太の顔色が変わった

「・・・・・どこか悪いところでもあるんですか?」


「・・・憶測なので詳しく言えませんが、重病の可能性があります
検査が終わり次第連絡するので、数日間お待ち下さい」
医者はそう言って立ち去った