散りゆく桜の花びら

俺はドアを開けた

「ゆー君どうしたの?」

息を切らして部屋に入ってきた俺に驚いているのか

「・・・そっか、検査結果聞いたんだね」

木葉が言った

俺は無言で頷いた

「急性白血病
症状がかなり進んでるから、治すの大変なんだってさ」

「聞いた・・・・
本当に白血病?」

嘘であって欲しい、否定して欲しい

しかし、木葉から返ってきた言葉は俺の期待していた言葉では無かった

「そうだよ」

一番肯定して欲しくない質問を肯定されてしまった