年上のカレ、恋愛中。





── ジー……




え、何……




ちょっと、待って。




── ジー……




え、本当………何っ?!




私はパニクっている。




「エ、エリコ……アンタなんかしたの?」




「まさか。」




「………何かよく分かんないけど、どんまい。」




レイヤが私をずっとガン見しているのだ。




正確にいうと、睨んでる。




いつも穏和なレイヤ。




今は眉間に皺を寄せに寄せて睨んでる。




が、眼力パネェ………。




「視線で死ねる……。」




「ブッ…………!」




私の言葉に吹いたナナ。




まだ仕事中だから、ヤバッて感じでナナは俯く。




ナナの吹き出しでレイヤのスイッチが入ったのか………、




「エ…、長谷川。ちょっと資料室まで来い。一昨年のデータで話したいことがある。」




今、絶対に“エリコ”って言おうとした。




「……はい。」




私は立ち上がった。




「エリコ、ファイティン!」




意味の分からないナナの応援を受け、先に資料室へ向かったレイヤの後を追う。




普段は資料室何かに呼ばないのに……、なんで今日だけ?




意味分かんない。




てか、睨むなよ。




色んな意味で怖かったし。