君と……。







「大丈夫だった?」


男の人が私に呼びかけた。

(整った顔立ち…。)


これぞイケメンという感じだった。

サラリーマンだろうか。
スーツを着ていた。



「あの?大丈夫?」

「へェ?…あ!はい…ありがとうございました。」


私はいつもどうり無表情で答えた。