八階レストラン。 都会のビル群に挟まれた老舗デパート。 窓際を陣取り、長い足を組むトリックスターズ所長ゼン。 「あのさ、恥ずかしくねーの?」 所長代理の淳一は、少し居心地が悪そうに周囲を気にする。 「どうしよう……チョコパフェと悩んじゃう……ゼン、半分こしない?」 秘書のユカリは、メニュー票とゼンの顔を見比べる。 「嫌だ。俺はフルーツパフェしか食わん」 ────じゃ、ユカリさん。俺が半分こに…… と、言いかけて淳一はコーヒーだけを注文した。