「買い物が済んだら行くぞ」 長い足で歩き出したゼン。 その後ろに秘書のユカリと、淳一が続いた。 「ユカリさん、次どこに行くんすか?」 「決まってるじゃない。お買い物が済んだら、八階のレストランでフルーツパフェよ」 淳一は「え……」と固まった。 「それ、俺も付き合わなきゃマズいですか?」 「マズくないわよ。フルーツパフェ、すごく美味しいから淳一くんも行きましょう」