「私の好みに変えたら李花ちゃんに怒られちゃうじゃない。淳一くんらしくコーディネートしてあげるわ」


淳一は、ユカリとは視線を合わせずに質問をする。


「ちなみにユカリの好みの男って、どんなタイプなんすか?」


ユカリは考える仕草をしながらも、明確に答えをあげていく。


「私の好みは、顔が良くて、背が高くて、賢くて、面白い人て、ちょっとミステリアスな一面もあるのに実はとても優しい人かな」

「それって……」



まんまゼン所長ですよね? と淳一は考えたが口にはしなかった。

それを口にして、ユカリが頬を赤らめて頷いたら、なんかムカつくからだ。