目線の先は・・・・・美咲が座っているイスだった。 「このイスは、今、私が座っているからダメだ!!」 「えー・・・じゃあ、そのイスに座れないなら、机に座る」 意味のわからない事を言う碓氷に、美咲はため息をついた。 「仕方ないから、座らせてやるよ」 「やった~♪」 イスから立ち上がり、他のイスに座ろうとしている美咲の手首がひっぱられ、元のイスに戻された。