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翌日、私は学校へ。





お嬢様学校なんかじゃなく、普通の高校。




やっぱりお父さんはお嬢様学校に入れようとしたけれど、私のわがままを聞いてくれた。




お嬢様学校で「うふふ」よりも、普通の高校で「あはは」の方が絶対楽しい。






「あゆなおっはよー! 今日はふわふわヘアーなんだね、かわいいよー」




と、聞こえたと同時に、私の髪の毛がふわっと持ち上げられる。





「わあ、葵?!」



振り返ってみればやっぱり葵で。



こちらに満面の笑みを向けている。




「ちょっとー! 今日髪の毛作るの時間かかったんだから! こわさないでー」



「ああ、ごめんごめん」