それでもあなたを愛してました。

「香川?」






その声に私ははっとした。






「どうした?ぼーっとして」





私は中川宏人を見つめた。






昔のことを、思い出してた…。






まだ小さな頃…。純粋だったあの頃。






「なんでもない。別に、辞める理由もなければ辞めない理由もない」






私は中川宏人を見てそう言った。