私、化学部員じゃないしっ…

第3講義室行ったら…ダメだよね…?

今日は諦めるしかないの…?


聖花に、体験入部した感想を頼まれていた柚は、どうしたものかと不安になってくる。

せ、聖花ちゃんに何も言えないじゃんっ…!

涙腺の緩い柚が、泣きそうになった時…、


――『こんにちはー。…って、アレ?』

「っ、……!」


化学室に、柚と同じくらいの身長の女の子がやってきた。


『“化学部員は、第3講義室に集合!”…ぁあ、確か明後日に発表があるって言ってたなぁ…。』


その女の子は、一人、黒板のメッセージを呼んで納得している。

この子、化学部員の子かな…!?

同じ雰囲気をまとった女の子に、柚は思いきって声を掛けようとする前に、


『…あ…。』


女の子が、柚に気付いた。