『だめっ。

チーズケーキはあたしの大好物ってお母さんも知ってるでしょ?』





トイレを済ませた俺の耳に
少し焦ったような甲高い声が聞こえてきた。





・・・あれが愛流か。






なんか面白そうな奴だな。





俺は顔も見ずにそう思った。