「すいませんおばさん。

ちょっとトイレ借りたいんですけど」





「あらトイレ?

それだったらキッチン通り過ぎた奥の方にあるわよ」





「そうですか。

ありがとうございます」





「その間に愛流のこと紹介しとくから、

ゆっくりしてきていいからね」





ゆっくりって・・・。

そんなこと言われてもな。





「・・・ははは。

それじゃちょっと失礼します」





俺は一応愛想笑いをしてリビングを出た。