暗闇が包み込む保健室のベッドに私は腰かけていた。


腕には赤く滲んだ包帯が巻かれている。


あの時。


フェンスの向こうにいる彼女の制服に間一髪、手が届いた。


しかし同時に私は腕に強烈な刺痛が走ったのを感じた。


力一杯彼女を掴んだ私の二の腕にはフェンスの金網が突き刺さっていたのだ。


そして今、私は泣きじゃくる彼女と共に、保健室にいた。


「ごめん…なさい…」


暗闇の中、泣きじゃくる彼女を私はそっと抱き寄せた。


そして私は…


取り返しのつかない過ちを犯してしまったのだった。