放課後―

「先生…相談があるんです」


そう言って研究室に来たのは、隣のクラス1-3の保田さんだった。


日も暮れかけ、部活を監督しにいかねば、と思っていたが、無視するわけにもいかず、私は相談に乗ることにした。


……これが過ちの始まりになるとは露知らずに。