-AM7;42- 「大樹、大事な話があるの。」 在る朝母親にこう告げられた。 「貴方に妹ができるわ。」 生憎寝起きが不機嫌な俺は 冷える体と迫る時間で 朝は更に不機嫌でいて、 日課のように話をかけてくる 母親がうっとおしかった。 またこの日も下らない冗談で 俺は返事もしないまま、 家を出た。