憲吾に髪をなでられると、小さな頃を思い出す。


晴香が悲しい時にいつも傍にいて、頭をなでてくれたのは憲吾…大丈夫だよって、泣き止むまで、いつも傍にいて決まって最後は、頬にキスしてくれるんだ…


泣いちゃダメ!俺がいるでしょう。って。


最後のトドメは、両方の頬を軽く指でつまんで、ニコッて笑うんだよって…


いつも甘えてばかりでごめんね…憲吾


空白の時間があっても、やっぱり癒されてるあたしがいる。


憲吾と再会してから、吐き出せなかった気持ちが一気に吹き出してしまって、求めすぎてるよね…


でも…


憲吾を愛してる。



誰にももう止めることなんてできない、この気持ち…


素直に、あなただけを見ている…


あたし